役員運転手は1年を通して快適に役員の送迎ができるようにさまざまなことに気を配らなければなりません。特に難しいのが、夏場の送迎です。気をつけたいポイントについて紹介します。
夏ならではの注意点として挙げられるのが、熱中症です。エアコンが効いた車内で長時間過ごすとしても想像以上に体は乾燥していくので、こまめに水分を取るようにしましょう。熱中症対策のためには、普段から健康管理に力を入れておくことが大切です。睡眠時間が不足しないように注意しながら食事などでの栄養管理にも取り組みましょう。
夏場は日差しが強いため、日焼け対策が必要です。手軽にできる対策として挙げられるのが、窓ガラスに紫外線を防ぐUVカット機能があるフィルムを貼る方法です。運転手付近の窓だけではなく、役員への日焼け対策として全面に施しましょう。また、カーテンを取り付ける、長袖を着るなどの方法も効果的です。
自分で気づきにくい問題として挙げられるのが、体臭です。体臭がひどかったとしてもなかなか指摘しにくいため、気づかないうちに役員に嫌な思いをさせてしまうこともあります。こまめに汗をふき取るようにしましょう。また、車内の消臭に取り組むのも効果的です。
洗車した際の拭き上げ用タオルを車内に放置している場合、そこから嫌なニオイが発生することがあります。徐々にニオイがきつくなっていくので、車内にいる運転手は慣れてしまい、気づけないことがあります。
一度濡らしたタオルはニオイが漏れないようにビニール袋などに入れ、雑菌の繁殖を抑えるためにその日のうちに洗濯するようにしましょう。エアコンからも生乾きのタオルと同様にカビ臭さや生臭さが発生することがあります。夏場は定期的にエアコンを掃除してみてください。
夏季休暇は普段と比べて道路が非常に混み合います。特に渋滞のピークとなるのは、お盆休みとして連休になることが多い8月の半ばあたりのタイミングです。夏季休暇による渋滞の可能性を考え、ルート選びや、送迎にかかる時間を検討して伝える必要があります。
夏場は太陽の熱によって地表付近の空気が暖められる関係で上昇気流が発生しやすいです。これにより大気が不安定な状態になりやすく、ゲリラ豪雨にみまわれることがあります。運転中にゲリラ豪雨が発生した場合、普段以上に慎重に運転しなければなりません。
車について夏場に注意したいのが、オーバーヒートに関することです。オーバーヒートとは、特に気温が高い日に長時間運転した場合に起こりやすくなるトラブルで、冷却水の温度が上がるなどしてエンジンが熱くなりすぎた状態のことを指します。
通常、エンジンが高温になったとしても冷却作業が行われているため、それほど高温になることはありません。ですが、スピードが出なくなった、エンジンの回転数が安定しないといった症状が現れた場合、冷却がうまく行われず、オーバーヒートが起こっている可能性があります。
オーバーヒートが起こると快適に走行できないため、車をとめて対処しなければなりません。当然ながら送迎にも影響を与えてしまうでしょう。オーバーヒートを防ぐためには、定期的に冷却水とエンジンオイルを交換する、10年または10万キロ程度走行したらサーモスタットを交換するなど、対策が必要です。長距離運転の際はこまめに休憩を取るようにし、備えておきましょう。
引用元:トランスアクト公式サイト
(https://driveforyou.jp/)
引用元:オートシステム公式サイト
(https://www.autosystem.co.jp/)
引用元:セーフティ公式サイト
(https://www.safety-ssm.co.jp/)
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