役員運転手は、運転技術への信頼を得なければならない印象が強いです。では役員運転手の運転免許証は、ゴールドでなければならないのでしょうか?本記事では、役員運転手の運転免許証に求められる条件について解説します。
スポットで依頼する場合は別として、「専属で役員運転手として雇用する場合はゴールドであることを求めたい」という人が多いようです。もちろん、ゴールド免許だから無条件で採用するということではなく、運転経験やこれまでの実績を加味したうえで検討しますが、ひとつのわかりやすい目安になるという考え方ができます。
役員運転手を専属で雇用する場合、実務未経験の人を雇うことはまずありません。運転手としての実績があることを第一に審査をします。運転手としての実績があり、かつゴールド免許だということは、これまでにたくさんの回数と距離を走ってきたけれど、安全に運転したことの証だと捉えることができます。こうした観点から、ゴールドであることを求める人も少なくないようです。
ゴールド免許の取得条件は、多くの人がご存知の通り「5年間無事故・無違反であること」 です。この5年間は少し複雑で、正確には「誕生日の40日前からさかのぼって5年間無事故・無違反」の人がゴールド免許を取得できます。
事故を起こすと当然ゴールド免許は取得できないのですが、事故といっても「物損事故」は違反点数がないため、減点の対象にはなりません。シートベルト未着用やスピード違反などの交通違反と、人身事故を起こした場合にゴールド免許の取得ができなくなります。
ゴールド免許を取得すると、役員運転手としてその運転技術を証明できるだけでなく、「最寄りの警察署で免許を更新できる」というメリットがあります。交通違反をして、ゴールド免許以外の免許更新を行う場合は、管轄の免許センターまで行かなければなりません。
免許センターは警察署のように近くにないこともあるので、かなり遠方まで行かなければならない場合があり、1日がかりになってしまうケースもあります。最寄りの警察署で免許を更新できるのは便利です。
交通違反をした後の免許証更新では、講習を受けることが義務付けられています。そのため更新完了までに時間がかかってしまいます。ゴールド免許であれば、警察署で交通ルールに関する映像を見て、所定の手続きを終えるだけなので、更新時間が短いです。ちなみに交通ルールに関する映像は、新しい免許の作成を待っている間に見ればよいので、待ち時間の間に終わってしまいます。
ゴールド免許を取得していると、任意保険の加入時に割引が入る制度を設けている保険会社が多くあります。通常よりも安価で保険に加入できる点は魅力です。すでに任意保険に加入している場合、年月に応じて割引が入るケースがありますが、こうしたほかの割引制度とゴールド割を合わせると、かなり保険料が安くなるので、とても大きなメリットだといえます。
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