役員運転手が事故を起こした際に取るべき行動とは
交通事故を起こしてしまうと、誰でも動揺してしまうものです。しかし、役員運転手は同乗者がいるので、責任ある適切な行動が求められます。本記事では、役員運転手が事故を起こしてしまったときに取るべき行動について解説します。
運転中に起こるヒヤリハットの事例
前を走る車に追突しそうになった
運転中に前の車に接近し過ると、前の車が急ブレーキをかけたときに自分のブレーキが間に合わないかもしれず、ヒヤリとしてしまうことがあります。前の車に近づき過ぎているときはもちろんですが、ちょっとよそ見をしたときに前の車が急ブレーキをかけることもあるので、車間距離を確保していたとしても、よそ見をしないように注意が必要です。
人や自転車が飛び出してきた
自分は安全運転をしていても、人や自転車が飛び出してくることはよくあります。歩行者や自転車は、信号がある横断歩道でも信号無視をして進んできてしまうことがありますし、予測しない進入によってヒヤリとしてしまうでしょう。
ほかにも、私道など、細い路地のT字路などを進もうとしているときに、歩行者や自転車が急に進入してきてヒヤリとすることもあります。ミラーがないと、こちらは人が来ていることにギリギリまで気づけないのですが、人や自転車は「車が停まるもの」と思っているので、どんどん進んできてしまうのです。
交差点で車や自転車とぶつかりそうになった
交差点を曲がろうとしたときに、細い道路だと車や自転車と接触してしまいそうになることがあります。急に進入してきた自転車や車に、ヒヤリとした経験がある人はとても多いです。ミラーがついていない道路だとよく起こり得るヒヤリハットです。
事故を起こした際に取るべき行動
物損事故の場合
物損事故を起こしてしまったときは、まず車を安全な場所まで移動します。そして自分と同乗者に怪我がないか確認してください。相手がいる場合は、相手のケガも確認します。その後警察に連絡して、事故が発生してしまったことを報告します。
相手がいる事故の場合は、警察が来るのを待つ間に連絡先を交換して、免許証を撮影しておきましょう。その後、会社と保険会社に連絡を入れ、状況を報告してください。
人身事故の場合
人身事故を起こしてしまったら、まずはケガ人を救出して安全な位置まで移動し、救急車を手配します。警察への連絡は、救急車を手配した後です。次に、事故の相手と連絡先を交換し、事故の様子を目撃していた人がいれば、その人たちの連絡先も確認しておきます。
これらの手配が終わったら、会社と保険会社に事故発生の連絡と報告を入れます。この間に警察が到着したら、警察と実況見分を行う流れです。
役員運転手は健康管理にも気を付けよう
先に挙げたヒヤリハットの事例が事故につながってしまうことが多いですが、それ以外にも、運転手の健康状態が影響して事故が発生してしまうこともあります。運転手が睡眠不足や、過度な空腹で血糖値が下がっていると、運転に集中できず正しい判断ができなくなってしまうのです。
また睡眠不足の状態では、居眠り運転の危険性が高まります。役員運転手として業務を遂行する上で、規則正しい生活と良質な睡眠は不可欠です。運転をする前には、短距離であっても健康管理をしっかり行い、ベストな状態で運転に臨むように心がけましょう。
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