役員運転手のメリット,デメリットとは？

役員運転手は、ただ運転技術があれば務まるとは限りません。ほかの運転手よりも報酬が高めに設定されていることがある分、そのほかの要素が求められる可能性があります。本記事では、役員運転手のメリットとデメリットについて詳しく解説します。

役員運転手のメリット

高級車を運転できる

企業の役員が使用する社用車は、高級車であることが多いです。車の運転が好きな人、車自体が好きな人は、高級車が好きという人も多いでしょう。自分で購入して乗ることはできないけれど、役員運転手であればさまざまな高級車に乗れる可能性があります。高級車を運転したい人にとって、この点は大きなメリットだといえそうです。

高収入が目指せる

役員運転手の仕事は、ほかの運転業務よりも報酬が高めに設定されていることが多いです。また、状況に応じて臨時ボーナスが入る可能性があるなど、ほかの運転業務よりも高収入を狙えます

待機時間が長くのんびり過ごせる時間を取れる

役員運転手は、その役員専属の運転手として業務に入ります。例えば、役員が社外で会議があるときに、目的地までお連れしたらその後会議を終えて帰社するまで、運転手は待機となることが多いです。その間に洗車をしたり、こなす業務が入る場合もありますが、やるべき業務がないときは車内で読書をしたり、休息を取るといった時間を過ごすことができます。ほかの運転業務よりも、自由度が高いといえるでしょう。

役員運転手のデメリット

ほかの運転業務よりも責任が重大

役員運転手をつける理由のひとつとして、「事故を起こさないように運転手をつける」ことが挙げられます。有名企業の役員が自分で車を運転していて、事故を起こすとニュースになって自社のイメージを下げることになりかねません。そのために、運転手をつけて安全に移動している側面もあります。であれば、役員運転手は責任重大な業務だといえます。役員の命を預かっているのはもちろんのこと、会社のイメージを守ることにも大きく影響するのです。

勤務時間が不規則になることが多い

役員専属の運転手となる場合、役員のスケジュールが自分にも大きく左右します。役員が接待などで夜まで予定がある場合には、役員運転手も移動するので同じスケジュールで動かなければなりません。日によって役員スケジュールは異なりますので、自分のスケジュールも不規則になりがちです。

役員運転手に向いている人の特徴

空気を読める人

役員運転手に向いている人の特徴として、「空気が読める人」が挙げられます。例えば、役員の機嫌がよくて運転手に話しかけてきたときに、即座に気の利いた応答ができること。逆に、役員が疲れているときには無駄に話しかけたりせずにそっとしておく。こうした空気を読めることはとても重要な要素のひとつです。

口が堅い人

役員の社用車に、取引先の役員や部下などが同乗した場合、社外秘の内容を話すこともあるでしょう。それらの内容は、絶対に外部へ漏れてはならないものです。噂好きの役員運転手だと、秘密を守れないことがあるかもしれません。口が堅いことも、役員運転手に向いている人の特徴だといえます。